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えっちの経験値

第10章 笹野大輔の事情①

「咲良ちゃんといい雰囲気だったな」

人生初となった合コンに参加した俺は
仲間たちに茶化されっぱなしだった。

「大輔と咲良ちゃんて境遇も一緒だし」
「詳しくは知らんけど咲良ちゃんも
大失恋したらしいぞ」

失恋の痛手を癒す為の合コンか。

残念だったな。

俺にしか相手にしてもらえなくて。

俺も人のことをとやかく言える
身分ではないが。

今回の合コンは仲間たちの
俺に対する気遣いから催された。

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