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えっちの経験値

第7章 この性格ダメですか?

夏休み明けの二学期。

「先生ッ。夏休みは何してた?」
「先生に連絡出来なかったしッ」
「だから携帯の番号教えてよッ」
「私はラインでもいいよッ」

二学期になっても変わらず
蓮先生は人気者で
クラスメイトに囲まれている。

そして私も変わらず
その光景を一歩引いて眺める。

ただひとつ変わったことといえば……

蓮先生から背けていた目線を
合わせるようになった。

目が合うと私は唇に触れる。

今はそれが癖ではなく意図的に。

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