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魔王「勇者討伐の旅に出る」

第2章 キャンプ

盗賊「さーて、お待ちかねの時間だねっ」

魔王「て、てめぇ…!まさかまた!?」

盗賊「はーい動かなーい!暴れると私の手元が狂ってぇ…」

盗賊「ナイフで喉笛かき切っちゃうかも♪」

魔王「ヒュ…」

盗賊「そういうわけでぇ…今日もよく働いた盗賊ちゃんに、ご褒美の時間でーす!」

盗賊「魔王ってば、弱いくせに格好だけは無駄に立派なんだからぁ!」

魔王「うるせぇ…封印が解けたらこの格好だったんだ!俺の知ったことか!」

盗賊「ふーん…さぞ偉かったんだねぇ、こんな希少な宝石ジャラジャラ付けて…」

魔王「一個だぞ?!一個だけだからな!?余計なもんまで引っぺがすんじゃねーぞ!」

盗賊「えー?!ケチー!!」

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