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第29章 星屑の幸せ

オレは
廊下に吹っ飛んでいた袋を拾って戻る

〃あった…
マジで放り投げてたとは…〃


そして振り向き
リビングへ… …と?


オイ・・・?



瞬間湯沸し器のように

オレの頭にシューーっと血がのぼる



〃~~オイ
なんだ、ありゃぁよ…?〃






ポンポンと
アイルの骨盤をはさむように
ケイゴが両手で触れている


『~妹チャン♪まだ若いと思うけど

何か他に心配なことはないかな?
何でも僕に言ってね~?

女の子は特に体は大切にね~
妹チャンは・・・いくつ???』



『・・・22です。
今のところ…特には』



『フムフム…
~ん…安産型で良い骨盤♪
体は柔らかそうだね?』


『はい…わりと』


『やっぱり♪~運動は苦手かな?
君もう少し筋肉があれば尚良しかな~!
フム…おしりは、本当に痛くない?』


『はい。…。あのぉ…』



『ふふ、僕は専門は産婦人科だから♪
女の子の健康チェックはまかせてね~♪

モチロンそれ以外にも悩みがあれば
いつでも~・・・ん、オシリも

やわらかくて健康的で~…』



『へぇ・・・産婦人科の先生…ですか』



『ふふ…よし妹チャン
横になってみようか
ささ、おなかを出してみて~…』



『…ぁ…のぉ…ぅ…』




『妹チャン~♪
赤ちゃんが欲しくなったら言ってね~?
1からこの僕が~♪・・・いでっ!!?』




…バコン・・・!!!!!





オレは持ってきた袋に満身の力をこめて
ケイゴの頭に振り下ろした




『……〃診察〃は

済んだかよセンセ~?

あぁ?!コラ…』




『~~つぅ!リョウキぃ~
なんてことするんだよぉ~
優秀な兄の頭に~~~~』


『知るかっ!!
んな腐ったノーミソ!
カチ割って捨てちまえっ!!!
~こんのぉ…』



『~わわわっ!
待て!違うぞっリョウキ!?
お医者さんごっこなんかしてないぞっ!?
ボクはホンモノの医者だぞぉっ!?』


『自爆してんじゃねーよ;💧?!
なぁにが〃お医者さんごっこ〃だ!
このヘンタイが!!』


『ぼ、ぼ、ボクは~産婦人科…』

『大体テメー〃整形外科〃だろぉがっ!?
大ボラこいてんじゃねーぞ!
この変質者がぁっっ!!!』


〃コイツに言った
オレがバカだったかやっぱ…〃


アイル再びフリーズ…

まったく何て日だ!

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