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相葉さんの恋人になる方法

第4章 作戦。

N「いや・・・うまく出来なかったんだけど。裾つかんだけど、そっから顔上げれなかったし・・・途中で恥ずかしさ限界になって、歩きにくい!とか言って裾離しちゃったしさ。」


そうだ、上手に甘えられなかった。


N「しかも、何で裾つかんだのって聞かれて、意味なんかねぇよって怒鳴っちゃったんだ・・・
甘えるタイミングとか、そもそも甘え方ってのがどうも分かんないだよなぁ・・・」

OS「「・・・・・・・」」

2人とも、驚きの表情で固まっている。


N「聞いてる?」

かなり情けない報告をしているのに、反応が無かったら余計に恥ずかしいじゃん。

S「おいおいおい・・・まじかニノ!」


O「あの聡いニノがなぁ・・・恋って怖ぇな。」

ちょっと言い過ぎじゃない?
俺だって頑張ったのに。


S「完璧に作戦遂行してんじゃん!!」


N「・・・え?」


O「教科書通りのツンデレっぷり。」


N「・・・嘘だろ?!どこにデレがあるんだよ?!」


S「無意識かよ・・・恐ろしい奴だな。」


O「まぁ、ツンデレはニノの得意分野だからな。」

N「え、そうなの?」


ホントかよ・・・
さっきの相葉さんを思い出す。
なんか元気なくなってたけど。


S「さっき2人で楽屋帰ってきた時、見てるコッチが恥ずかしいくらいの初々しいカップルっぷりだったよ?」


O「2人して顔真っ赤でなぁ。笑
ニノが離れた後、相葉ちゃんすげー寂しそうな顔してるし。」


自分の事に精一杯で、相葉さんの様子をよく見れてなかった。
相葉さんも真っ赤だったの?
俺と離れたくないって思ってくれたの・・・?


どうしよう・・・嬉しい。
なんだか急にドキドキしてきた。
もしかしたら、相葉さんと恋人になっちゃったり・・・


N「ホントかな・・・期待、しても良いのかな・・・?」


O「2人はお似合いだと思うぞ。」


S「甘えてるニノ俺も見たい。」


N「翔さんキモい。」


O「・・・・。」


S「智くんまで冷たい目で見ないでぇ〜!!」


変態な翔さんは置いといて・・・


『お似合い』
大野さんの言葉に胸が熱くなる。


今日、相葉さんを誘ってみようか。
素直に相葉さんの体に触れて甘えてみよう。


今まで押し込めていた気持ちが一気に溢れてるみたい。


ツンツンな俺は封印する。
相葉さん、覚悟しててよ。

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