テキストサイズ

スイッチ

第3章 会いたい。


はー・・・疲れた。


今日は忙しかった。
グループとしてだけでなく、個人の仕事もたくさん頂けるのは有難い事だけど。


おかげで相葉さんと全くスケジュールが合わない。


にのちゃん、我慢の限界に近づいてきました。
だってさ?!
まだまだ付き合いたてだってのに、ぜんっぜん2人で会えないんだよ?!


チラリと時計に目をやると、もうとっくに日付けが変わっていた。


N「寝てっかな・・・」


昼間のメールのやり取りをじっと見る。


“ ありがとう!にのも頑張ってね!
大好きだよ♡”


んふふふ。
今は誰もいないし好きなだけニヤけて良いよね。


N「・・・・・・。」


スマホの画面にそっと触れる。
メールの文字を撫で撫でしてみる。


N「さみしいよ、相葉さん・・・」


会えるのは嵐のレギュラー番組の収録の時だけ。
2人きりじゃないからイチャイチャなんて出来ないし、
せいぜい翔さんに惚気てからかうくらい。
あの人反応面白いんだよね。


まぁ、たまに・・・
楽屋に誰もいなかったらキスしたり・・・するけど。


正直それじゃ足んない。


だって相葉さんに抱きしめられてキスされてさ、熱い眼差しを向けられたら・・・


キュンキュンMAXになるよね?!


もっともっとって強請りそうになるのを必死で我慢してるんだ。


ホントはあの大きな手でいっぱい撫でて欲しい。
俺のモノも・・・触って欲しい。


俺が恥ずかしそうにしたら、あいつは意地悪そうに笑って
「声、ガマンすんなよ・・・」って甘く囁くんだ。


そして相葉さんのモノが俺の太ももに押し付けられて・・・
「どうしたい?」なんて聞かれて。


俺は膝まづいて夢中で相葉さんのモノを






って何妄想してんだ俺はーーーーーーーーっ!!


いやいやいや、欲求不満過ぎんだろ俺!!


自分の想像力を呪う。


リアルに相葉さんの色っぽい視線や男らしい手が俺に触れるのを想像してしまい、体が熱い。


N「クソっ・・・」


何でそばに居ないんだよバカ。
妄想じゃなくて、本物の相葉さんに会いたいよ・・・


ストーリーメニュー

TOPTOPへ