テキストサイズ

スイッチ

第7章 櫻井くんの災難。


*N side*

N「翔さんも、ごめんなさい。」


S「はははっ!おう。気にすんな。」


A「ちゃんとごめんなさい出来たね、良い子良い子♡」


また頭をポンポンされて、胸がキュンとなる。


N「ちゅーして・・・?」


A「もう、甘えん坊だなぁ・・・」


頬にチュッとされた軽いキス。
もうっ、違うよぉ。


N「もっと、エッチなやつ・・・俺の舌舐めてぇ・・・」


S「か、帰って良いですか!!」


その声に、ハッと我に返って振り返ると、
真っ赤な顔で動揺を隠せない様子の翔さん。


A「ごめんね、翔ちゃん。ウチのお姫様がガマンできないみたい。」


恥ずかしい所を見られてしまった。
相葉さんの胸に隠れるように顔を埋める。


S「ヤバイ・・・これ以上見てらんねぇ・・・!
ニノ、今日は酒ごちそーさん!
じゃあまた!」


よろけながら逃げるように帰って行った翔さんを見て、思わず溜息が出た。


N「メンバーのチューなんか見たくないよね・・・気持ち悪かったかなぁ。」


A「・・・逆だと思うけど。」


N「え?」


A「ねぇ、にの?甘えん坊なのはにのの可愛い所だけどね?
俺は心配だよ・・・」


N「相葉さん・・・?」


A「抱き着くのは俺だけにして。
恋人の特権にしてよ。
じゃないと、俺メンバーにもいちいちヤキモチ妬いちゃう・・・」


困ったような表情で優しく俺を見つめる相葉さん。
ああ、こういう顔もかっこいい・・・


N「・・・はい。
相葉さんにしか、甘えないです。」


A「良い子・・・」


そう言って笑った相葉さんは大人の男の顔をしていて、色を含んだ視線に思わずドキッとする。


恋人の特権か・・・
俺にしか見れない相葉さんの表情、きっとこれからも増えていくんだろうな。


いいね、それ。
最高の特権だ。


N「ねぇ、もう良いでしょ?
・・・・・キスして・・・・・」


もう我慢できないよ・・・
俺は相葉さんからのキスを待てず、背伸びをして唇を押し付けた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ