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スイッチ

第8章 松本くんの提案。


M side

翔くんが変だ。
いつもの楽屋、新聞を読んでいるように見えるが、絶対読んでない。


だって新聞逆さまだよ。


あれボケなのか?
突っ込んだ方が良いのか??



O「翔くん、逆さまだよ。」



あ、リーダーが言った。



S「・・・え?!あ!!ホントだ!!」



・・・ボケじゃ無かったんか。



M「どうしたの?今日ずっと何か変だけど。」


S「いや・・・まぁ・・・」


チラリとカズを見て顔を赤らめた翔くん。



は・・・?まさか!!



M「・・・カズに気があるとか言わないよね?」



翔くんは目を見開いて、ブンブンと首を横に振った。



S「まさか、違う違う!!」



M「じゃあ何でカズ見て赤くなんだよ。
あのバカップルに入り込む隙なんか無いよ?」



O「バカップル・・・。笑」



S「入り込む気なんか無いって!でも・・・」



M「なに。」



S「巻き込まれてるっつーか・・・」



巻き込まれてる?
どういう事だ。



S「・・・もう俺1人じゃ抱えきれねぇよ〜。
助けて松潤!智くん!!」



O「え、俺も?」



何があったんだ?
珍しく項垂れている翔くんと、キャッキャ騒いでいる相葉ちゃんとカズをジッと見てみるが見当もつかない。



M「助けるってどうすりゃ良いわけ?」


S「意見が欲しい!話を聞いてくれ!」


O「それ、俺も?」




いつになく必死な翔くんに押され、仕事後に飲みに行く約束をした。
翔くんに抱えられない事を、俺がどうにか出来るとは思えないけど・・・



M「リーダー逃げんなよ。」



O「・・・俺も行くのか。」



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