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校えっち(校閲)ガール

第26章 伊波杏奈の事情④

「校閲の仕事って笹川さんが個人的に
請け負ったんですか?」
「……なんだよ、突然」

いつもの険しい表情。

ここで怯むわけにはいかない。

「他言はしません。その代わりお願いが
あります」
「交換条件か。言ってみろ」

笹川が肯定したも同然。

「この悠人を復帰させてください。
私の相手役として」
「……分かった。一回だけだぞ」
「はい。ありがとうございます」

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