テキストサイズ

恋と秘密と幼なじみ

第2章 ぎこちない遊戯

湯船に浸かった陽姫は、年相応のたしなみのなさで脚を広げて寛いだ。

(お兄ちゃんのおちんちん、大っきかったなぁ)

悪ふざけから発展し、祥吾を射精させてしまったことを思い返し、とくんっとお腹の奥が震えた。

小学校の低学年の頃からいつも遊んでくれた祥吾のことはずっと好きだった。
大きくて、格好良くて、優しくて、ちょっと大人。
クラスの男子とは全然違う魅力がある。

明るくて美少女の陽姫はクラスメイトから告白されたことも一度や二度ではない。
しかし祥吾に片想いする彼女は一瞬の躊躇いもなくその全てを断ってきた。

(お兄ちゃん……私のこと嫌いになっちゃったかな?)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ