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恋と秘密と幼なじみ

第12章 キャンプと嫉妬

「わー! 綺麗っ!」

水着に着替えた陽姫たち女子は砂浜を見て歓喜の声を上げる。

あれだけ乗り気じゃなかったくせに、陽姫も目を輝かせてしまっていた。

松林の先に白い砂浜があり、ゴツゴツとした岩の小さな島がいくつか点在している。

海水浴客はほとんどおらず、プライベートビーチのような気分にさせられた。

「うえーい!」などと奇声を上げながら男子たちは駆け出していく。
彼らはみな鮫やらシャチの浮き袋を持っていた。

「男子は元気だねー」

陽姫の親友のほのかが可笑しそうに笑う。
大人しい顔立ちの彼女だが、身体付きは意外とよかった。

それを隠すような清楚なワンピースタイプの水着を着ているが、豊かな凹凸を隠し切れていないから余計刺激的に映っていた。

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