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恋と秘密と幼なじみ

第13章 人生終了のお知らせ

「へ……旅行?」

「そうよ。お母さんたちはテーマパークがいいって言ってるんだけどお父さん達は山でキャンプだって言って」

「そうそう! 新しいアトラクションも出来たし!」

「いやそういう人工的なところは思い出もなんだか嘘っぽくて」

「嘘なんかじゃないわよー! ホテルのビュッフェとかも愉しみだし!」

大人達はどうでもいいことで母チーム対父チームに分かれ、意見をぶつけ合っている。

緊張が解けた祥吾と陽姫は力の抜けた顔で目が合い、やれやれ的な顔をして笑い合った。


こうして二人の恋愛は両家の親公認のものとなったのであった。

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