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ちゅーちゅーと吸いながら少しだけ指を挿してみる。
陽姫はもう無我夢中で何をされているのか理解していない様子だった。

（これはさすがに……挿らないよなぁ……）

ぷりっとしたそこは指を押し返すようにきつく締まっていた。

こんな窮屈なところを無理矢理こじ開けたら、と想像するだけで下半身は熱くなる。

「もう駄目っ……本気でっ……本気でやめてぇっ」
「イキそうなんだね？」
「わ、分かんないっ……何それっ……あっ……だめ……祥吾君っっ！」

「ああっ」と叫びながら背筋を反らし、脚をぴちんっと閉じる。
そして力なく倒れ、絶え絶えの息をしながら顔を布団に押し付けていた。

「いっちゃったんだ？」
「知らないっ！　祥吾君の意地悪っ！　やめてって言ったのに！」

顔を埋めたまま脚を振り回して蹴ってくる。
わざと何発か当たってやり、それから包みこつように抱き締めた。

「可愛かったし……ひめちゃん……」
「……ばか。怖かったよ」
「怖いだけ？」

そう訊きながら艶々な黒髪を撫でてやると、真っ赤な目をした陽姫が顔を上げる。

「きもち、よかった……」
「よかった……」

祥吾が笑うと陽姫もつられたように笑い返す。

その後にしたキスは、とても幸せな味がした。