はっぴぃえんど⁈
第8章 story8 あいのしれん② O×N
*Oside*
今にも雨が降りそうな雲の下、自分の気持ちを整理しながら、和の家に向かって歩いていく。
俺は一体、和の何に怒っているんだろう…。
初めてじゃなかったこと?
嘘をついていたこと?
早く言ってくれなかったこと?
本音を言えば全部だな。
つきつめていけば、俺の事を信じてくれなかったことが、ショックなんだけど…。
付き合ったあの日、どんな和でも好きだって伝えたのに…。和を受け入れてあげられなかった。自分の心の狭さに、情けなくなってくる。
和もショックだったはず。
とりあえず、早く和と話がしたい…。
もう一度電話をかけようと、スマホを取り出すと、着信が何件も入っていることに気付く。
「和のマネージャーからだ。何だろう?」
急用だと大変なので、折り返し電話をかけてみる。
「もしもし、大野ですけど…何かありました?」
マネージャー「もしもし、二宮さんなんですけど、自宅の近くで交通事故にあった…」
「交通事故?」
電話の奥で、まだマネージャーが喋っていたけど、和のことが心配で話が頭に入ってこなかった。
マネージャー「……。大野さん聞いてますか?それで、〇〇病院にいます」
「分かった」とだけ伝えて、病院へ走った。
今にも雨が降りそうな雲の下、自分の気持ちを整理しながら、和の家に向かって歩いていく。
俺は一体、和の何に怒っているんだろう…。
初めてじゃなかったこと?
嘘をついていたこと?
早く言ってくれなかったこと?
本音を言えば全部だな。
つきつめていけば、俺の事を信じてくれなかったことが、ショックなんだけど…。
付き合ったあの日、どんな和でも好きだって伝えたのに…。和を受け入れてあげられなかった。自分の心の狭さに、情けなくなってくる。
和もショックだったはず。
とりあえず、早く和と話がしたい…。
もう一度電話をかけようと、スマホを取り出すと、着信が何件も入っていることに気付く。
「和のマネージャーからだ。何だろう?」
急用だと大変なので、折り返し電話をかけてみる。
「もしもし、大野ですけど…何かありました?」
マネージャー「もしもし、二宮さんなんですけど、自宅の近くで交通事故にあった…」
「交通事故?」
電話の奥で、まだマネージャーが喋っていたけど、和のことが心配で話が頭に入ってこなかった。
マネージャー「……。大野さん聞いてますか?それで、〇〇病院にいます」
「分かった」とだけ伝えて、病院へ走った。