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はっぴぃえんど⁈

第38章 story38 ぱられるわーるど⑤

*S side*

潤に抱きついた瞬間、いつもと違うコロンの香りが俺を包んだ。

どういう事?やっぱり浮気してる?

涙が溢れてきて、どんどん潤のシャツを濡らしていく。
何も言わず抱きしめてくれる潤の腕。

他の人も抱きしめてるの?

俺はここにいてもいいの?

黒いモヤモヤが俺の中を渦巻いていく。


どのくらい経ったのだろう…。


周りが少し薄暗くなり始めたのに気づき、俺は潤から離れた。


「…潤、正直に答えて…」

潤「うん。何?」

「浮気してる?」

潤「どうしてそう思うの?」

「質問に答えてない!」

潤「いきなりどうしたんだよ。そんな事するわけないじゃん」

「本当に?」

潤「本当に」

「本当の本当?」

潤「ああ、本当の本当」

「本当の本当の本当に?」

潤「ああ、本当の本当の本当だ!で、何がそんなに不安になっちゃったの?」

頭をクシャクシャとされ、もう一度抱きしめられた。



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