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Baby love

第1章 まさかの関係?




どうしよう・・・
メッチャ怒らせてしまった・・・
しかも最悪な理由で。



冷静に考えたら、俺と潤がどうこうなる訳がない。
何考えてんだよ俺。



S「何で潤ならあり得ると思っちゃったんだ・・・」



俺は男を恋愛対象で見た事は一度もない。
それに、潤は小さい頃から知ってる仲間だ。同性だ。



恋愛はおろか、欲の対象の選択肢であるハズがない。



S「潤・・・誤解だよ・・・」



大っ嫌いだと言われて、情けなくも泣きそうになった・・・
声が震えそうで、引き止めたくても言葉に出来なかった。



コート、ちゃんと着てるかな。
すぐ風邪引くんだから、絶対着ててくれよ。



まわりを見渡すと、キレイに片付いてガランとした部屋。



せっかくの休み、怒らせたりしなければきっとまだ潤はここにいたのに。



なんだか急に部屋が暗くなった気がするのは、きっと天気が曇りのせいだよな?



どさりとソファに倒れこむ。



S「・・・・・・・」



・・・スゴイ誤解をしてたよな。
酔っ払ってセックスするなんて珍しい事じゃ無いのかと。
男でも女でも、誰でも良いのかと。



S「違うぞ!!」



俺はそんな男じゃない!!



何ですぐ否定して誤解をとかなかったんだ!
あ、泣きそうだったからか!
クソっ!!



誤解されたまま幻滅されるなんて絶対に嫌だ。



慌てて電話をかける。
コールはするがなかなか出ない。



これってしつこくしたら余計怒るのかな?
でも早いうちに誤解とかないと俺完全に嫌われるよな?!




S「潤ーーーーーー!!」




俺の願いが通じたのか、やっと電話に出た。



S「潤!!聞いてくれっ、」



M「しつこい!!電話かけてくんな変態!!」



・・・・・・・切られた。



ならメールで!!



いまだパンツ一丁のまま、必死に弁解メールを打ち込む。



S「ハクシュッ・・・」



やべ、俺が風邪引きそう。
しかし一刻も早くメールを送信しなければ気が済まない。




頼むから読んでくれよ・・・





祈りながら送信をしたが、その日いくら待っても返信は帰って来なかった。







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