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M side




M「んっ・・・ぁ、ぁぁっ・・・」



キスの合間に漏れる自分の声が恥ずかしい・・・
我慢したいのに・・・



翔くんの右手は俺の胸や腰を行ったり来たりして執拗に撫で回し、
そのこそばゆい快感がじわじわと体を巡って、吐息のような喘ぎ声をあげてしまう。



キスの途中、ふと顔をあげた翔くんと目が合った。



見た事の無い雄の顔・・・
少し目にかかった前髪が、
キスで濡れた唇がいやらしくて、痛いくらいに胸がときめく。



セックスする時の翔くんって、こんなカッコ良いんだ・・・



S「なに、俺に見惚れてんの？」



M「あぁっ・・・！」



翔くんの中指が、俺の乳首をクニクニと捏ねる。
今まで自分の声は低い方だと思ってたけど・・・



S「可愛い声だな・・・」



M「・・・」



自分でも甘ったるい声に驚いてるよ。



S「・・・ふふ。」



ちょっと、今笑った？！
随分余裕だな！ムカつく！！



翔くんのガチガチのモノを、タオルの上からグリッと足で押してやった。



S「ぁっ・・・！」



ビクっと体を揺らして、俺を睨む。



S「コラ。何イタズラしてんだよ？」



M「良いじゃん。
何なら先にヌいてやろっか？」



受けだからって、やられっぱなしじゃ性に合わない。
ニッと笑ってもう1度タオルの膨らみを足で押す。



軽く巻いてあるだけだったタオルが、ハラリと落ちた。



ビクビクと震えている翔くんのモノが露わになって、思わず固まる。



M「・・・スゴイね。」



S「可愛いだろ？」



どこが可愛いんだ。凶悪だろ。
こないだより、デカくない？
血管が浮き出て今にも破裂しそうなそれは、お腹につきそうな程反り返って、その先端は少し濡れていた。




M「・・・俺に、こんな興奮するんだ。」



S「当然だろ。今からお前を抱くんだぞ？」



チュ、と甘くて優しいキスをして、翔くんが色気たっぷりに囁く。



S「早くよがるお前を見たい・・・
気持ち良くさせてやるから。」



M「・・・っ、」



俺がこの声に弱いって絶対気付いてる。
ただでさえ間近にある翔くんの端正な甘いマスクにドキドキとしてしまうのに、セクシーな声で囁かれたら俺の心臓はパンク寸前だ。