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Baby love

第1章 まさかの関係?





S「・・・・・・・・。」



よく見ると、ベッドのまわりに俺の服が散乱している。



・・・とりあえず着よう!!



拾い上げて着ようとした瞬間、自分のものじゃない香りに固まった。
ナゼ俺の服にあいつの香水のニオイがついてるんだ。



S「・・・・・・・・落ち着け俺!」



まさかだよな?!
あり得ないよな?!




ベッドの上でパンツ一丁で正座している俺。
滑稽だ。誰か助けてくれ。




さっきの夢を急に思い出す。
なんで俺あんな夢見たんだ?
え、ナニかあったの?




ナニかしちゃったの?




S「・・・・・落ち着け俺ーーー!!」




M「・・・どうしたの、翔くん。」



S「うわぁぁぁぁっ!!」



上半身裸の潤が、タオルで髪を拭きながら怪訝な顔で俺を見ている。



S「・・・あのっ・・・俺・・・」



M「何だよ、寝ぼけてんの?」



おかしそうに笑った顔が、夢の中の幼い潤と重なる。




しょおくんっ




あれ、空耳まで聞こえてきたぞ。
大丈夫か俺。



M「・・・もしかして・・・覚えてないの??」



S「え・・・」



真っ直ぐに俺を見つめる大きな瞳。
ちょっと待ってくれ。
有能だと自負していた脳内コンピューターが全く機能しない。




昨夜、なにがあったんだ?




パニックを起こしそうな頭を奮い立たせ、必死に記憶を手繰り寄せた。







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