Baby love
第26章 潤くんとお母さん。
M side
「あなた達の真似して、作ってもらったのよ!
お父さんと私のイニシャル♡
イニシャル入りのグラスって珍しいでしょ?」
M「うわぁ・・・」
可愛い。てかオシャレ!!
良いなぁ。
M「すごい素敵です。」
「うふふ♡実は・・・
あなた達のも作ったの。」
M「え?!」
食器棚の奥から大きな紙袋を取り出すと、その中には綺麗な箱が入っていて。
箱を開けると、ふたつのグラスが並んでいた。
細身のグラスにゴールドで繊細な模様が散りばめられていて、
同じゴールドでSとJのイニシャルが記されている。
とても上品なデザインだった。
M「綺麗・・・」
「ジャニーズのJと、スーパーアイドルのSだったかしら?
バカよねぇ、あの子・・・」
M「あははっ、あの時は嘘ついてすみません。」
「良いのよ、びっくりしたけど面白かったわ。」
本当は色んな葛藤があっただろうに・・・
優しい人なんだ。
「これは持って帰りなさいね。
晩酌に使って貰えたら嬉しいわ。」
M「ありがとうございます。
すごく嬉しいです。」
「うふふ♡良かった。」
本当に可愛くて素敵な人だ。
良く笑うし、こうやって気遣ってくれる。
俺もこんなお嫁さんになりたいな、なんて。
恥ずかしい事を考えてしまって顔が熱くなってしまった。