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Christmas短編集

第2章 Christmas kiss

 雪が降る。街中の所々にある緑のクリスマスツリーは、銀化粧を纏う。何年か振りのホワイトクリスマス。

 サンタクロースの格好をした女性たちは忙しなく、ティッシュを配っている。

 私はというと、大きなクリスマスツリーの前で大好きな彼、日向春斗を待つ。
「沙希っ!」

 春斗がやって来た。

「じゃ、行こうか?」

 私はそう言って歩き出す。少し行くと大きなショッピングモールが目の前に広がる。クリスマスデートはショッピング。

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