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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

「歩、あのさ…。」

飛鳥が何か言おうとしたのを、僕は首を横に振って中断させた。

「飛鳥、言う内容次第じゃ流石に怒るよ」

「わりぃ…。」

申し訳なさそうな表情をする飛鳥を見て、中断させて正解だと思った。

次の休み時間、研磨君は自分を呼びに来たヤンキー仲間達と一緒に、教室を出て校舎裏に向かった。

「僕、心配だからこっそり見に行って来るよ」

席を立って、総一朗と飛鳥に言って教室を出ようとする。

「はあ!?おい、歩!」

「ちょっと待てよ!」

「すぐ戻るから!」

僕は、2人の制止を聞かず教室を出て行った。

◇花音学園1階・校舎裏◇

「……。」

校舎裏に来た僕は、物陰からこっそり様子を伺うことにした。

今、研磨君と仲間2人が上級生3人と喧嘩の最中。

-研磨視点-

「はあッ!」

「ぐあッ」

俺の回し蹴りを食らい、1人の先輩がその場に倒れる。

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