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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

そういや、歩に対して何度かキュンってなった事があるな~。

何だろう、この気持ち…。

「ちょっと、お取り込み中悪いんだけど」

「研磨、そっち片付いたならこっち手伝えよ」

俺のヤンキー仲間の内山蛍(うちやまけい)と、澤村聡(さわむらさとし)は他の先輩達とまだ交戦中だった。

「わりぃ!
歩、すぐ終わるから先に教室に戻ってろ」

俺は、歩に言い残して蛍と聡の方へ駆け出す。

「け、研磨君っ…!」

歩の声に振り返ると、さっきまで倒れていた先輩が歩を見下ろしながら、鉄パイプを振り上げていた。

「弱そうなクセに、ナメたマネしやがって!」

「歩!」

俺は、慌てて歩の方へ駆け出した。

先輩は、鉄パイプを振り下ろす。

「うぐッ…!」

先輩に思い切り、鉄パイプで頭を強打された歩。

「歩!!」

歩は、地面に倒れてそのまま意識を失ってしまった。

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