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腐男子恋愛日常-parallel world-

第1章 ~プロローグ~

「にしても、何か目覚めの悪い夢だなぁ…。」

……えーと、どんな夢だっけ…?

「あれ…?」

夢の内容が思い出せない…。

「でも、何だろう…?」

覚えてるのは、目覚めの悪い最悪な夢って事と、現実感っていうか…。

いろんな何かの感覚が残ってるような、手にも変な感触が残ってる感じが…。

「うーん……多分、思い出せないって事は大した夢じゃないのかもな…。」

僕は、気にせず再び目を閉じる。

「あぁ、早く兄さんと同じ高校に通いたい…。」

僕の名前は、日向真(ひなたまこと)。

天光(てんこう)中学校に通う、中学3年生。

部活は帰宅部で、小さい時から如月流空手道場に通っているんだ。

「明日から、また学校か…。」

そんな事を思いながら、いつの間にか眠りにつく。

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