テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第2章 ~リスタート~

「駅の改札でいつも会うしな」

「何故か、毎回会うよね(笑)」

毎回会うとか、偶然ってレベルじゃないよ。

それは、運命(デスティニー)なのだよ!

2人は、産まれた時から運命という種が植えられていたんだよ!

「って、いつまで妄想してるんだよ」

総一朗が、僕の頭にチョップする。

「痛いッ」

僕は、頭を押さえながら総一朗を見る。

「痛いよぉ…。」

「いつまでも、妄想してるからだぞ」

そう言いながら、僕の隣の席に座る総一朗。

「まあまあ、総一朗
減るもんじゃないしさ♪」

飛鳥は、僕の後ろの席に座った。

それから少しして、クラスに半分以上が揃い各々が、盛り上がっていると教室のドアが開く。

「……。」

その瞬間、クラス内の空気が静まり返る。

「チッ…。」

そんな僕達を見て、舌打ちしたクラスメートは、僕の左斜め前の席に座った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ