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『ヒボクリトの贖罪』 大阪在住40男とメイド達の非日常性活

第8章 みゆき(35歳・飲食店勤務)『一日だけ愛してください。』

みゆきさんは土日が休みということですが、
勤務時間は夕方から長い時は深夜にまで及びます。
土日も予定が入ることが多く彼氏を作る時間もないそうです。。

厳しいお店でお客様との恋愛もご法度だから出会いの機会はほとんどありません。

「隠れて色々している方もいらっしゃいますが、自分は勇気が無くて。」

そんな状況の中で、欲望の行き場もなく一人で慰める日々を過ごしているそうです。

「一日だけでも良いんです。愛してくださいますか?」
「私でお力になれるのなら。」


私たちは1週間後の土曜日にお会いすることにしました。


当日、梅田のホテルの一室に現れた女性はスタイルの良い素敵な方でした。

35歳ということでしたが、
実際に会ってみても20代半ばでも十分通用します。

「今日は休みなので。」

カジュアルな装いがとても似合っていらっしゃいます。
少しハスキーな声も魅力的です。

私たちは用意していたお酒を飲みながら少しお話ししました。

みゆきさんは2年ほど彼がいないそうです。
新地で働いているので企業の役員やスポーツ選手などからはお誘いがかかるのですが、
お店が厳しいのと都合よく使い捨てられそうで、気持ちにブレーキがかかってしまうと言います。

「最初はエッチなコミュニティを見ていてプロフの写真が気になったから。
会いたいと思ったのは言葉遣いが丁寧で優しそうだったから。」

ご連絡くださった理由を話してくれました。

話をしながら私は指を絡めていきます。
彼女はうつむきます。

「もっと色々聞かせてください。」

彼女は続けました。

「今夜だけは恋人のように接してくださいますか?
 男性に大切にされている実感を味わいたいので。」

私は今までキャバクラやクラブで働いている方、
風俗嬢やAV女優の方ともお話ししてきました。

みなさん一様におっしゃる
「大切にされたい。」
ということ。

自分がしている職業が男にとって都合の良いものであることは十分にわかっている。
だからこそ、男性からの愛情を少しでも感じたい。
大切にされていると思わせてほしい。

そう願う方は多いです。


話を聞いていると切なくなってきます。
愛おしくなってきます。

私は、みゆきさんの体を引き寄せました。
そして、ゆっくりとキスをしました。

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