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Best name ~ 追憶 ~

第4章 ひとりに・・・しないで

繋いだ手が…時にはなれることもあった





彼の、あやまち・・・



彼の後悔・・・



彼の・・・・・・告白










彼を鉄壁の人だ、と思っていた訳ではない



弱さだってある



心に抱える傷だってある




まちがうことだって・・・ある










彼は志の高い人だ

幼き頃から純粋に頑張ってきたことが
彼にはあった


彼の健全な精神や・・・つよさ

それらを培った
大きなものだと言えるであろう





後々あらわれる彼のお兄さんに
聞くことになる話だけれど


彼は若き日に・・・


今よりも、うんと若き日に


大きな絶望を経験していたのだ…。






彼の・・・心の傷であろう







残酷な運命は
彼から大切なものを奪った・・・






輝かしい未来を・・・一瞬で奪ったのだ








自分の全てをかけて・・・

捧げて頑張ってきたことを




その栄光を・・・


そして、その可能性が
無惨に崩れ去ったら・・・


私が、その人だったら…
立ち直れるだろうか・・・



私なんかには想像できない…


私なんかが語れない…


彼の過去・・・そして


心の痛み。




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