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Best name ~ 追憶 ~

第1章 私の記憶

働いて…自立をして

変わらない〃日常〃を手に入れる。



私には、それが何よりだった。




同い年くらいの女の子は…
どうするモノかなぁ、とか

そんなことも、まったく気にならなかった。


平凡でいい


平穏がいい。



特別なことなんて、何も望まない。



いらない。






私は結婚もしない……恋愛も必要ない。





平凡で平穏な、この毎日が
私には一番の幸せ。




これで十分…。




ありがたくて……幸せ。





このままずっと
平凡で平穏に、生きていく…


それが私の人生だ。






そう思って生きていた。


















その私の人生に……



ある時




大きな




つよい風が吹く。










その風は
吹き抜けるのか……





ハリケーンのように
私を巻き上げるのか……





温風なのか 冷風なのか…






その風が
私の人生にもたらすのは





台風なのか…嵐なのか……








それとも……








希望をのせた……







やわらかな

〃春の風〃

なのか……

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