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Best name ~ 追憶 ~

第2章 私の希望


『おねがいアイ~~!人足りないの!
今日だけ~~~!!』


『う…ん、……でも』


……まいったなぁ。
私の正直な脳内。





『日当、奮発するから!!!』



『……いらない。
いいよ…お皿洗いくらいなら。

でも…明日、仕事だから
時間ピッタリであがるよ?』





平凡な日々を送る私は
ある金曜の夜に仕事を終え、帰宅してから
また出掛けようとしていた。

私にとり
とてもイレギュラーな光景。

友人に頼まれて仕事を手伝いに行くことになった





友人…?



私に……?







そう…。



生まれ故郷をなくし


友達も、すべてなくしていた私の…


今の私の、少ない少ない友人…〃ミカ〃…。





そのミカが困っていると言う。
少しくらいの手伝いをしてあげたって
いいと思うし…

それが出来るというのは
私自身、少しは余裕が持ててきた
ということでもあるかもしれない。




それもあるけど…



私はミカに……



ミカになら



それくらい…無償でしてあげても
バチは当たらない


そう思って
ミカが、はずむといった
お給料の一切を断って、話を受けた。










ミカとは……



あまり公では言えない所で出逢った。





つまり……






そういう意味であるのだけど……。




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