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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第16章 二宮和也の事情②

「勝手ついでにさ、こっち向いてよ」
「……嫌だ」

桃子の声は上擦っていた。

「俺、勝手だから約束破るよ」
「え……ちょッ……」

桃子の肩を掴むと一瞬にして
身体ごと俺の真正面へ向かせた。

桃子の声が上擦っている原因

……泣いていた。

「本当に桃子が好きなんだよ」

一方的に唇を重ねた。

抵抗されずに安堵した。

引き返せない。

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