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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第17章 浅井久美34歳(タクシードライバー)②

タクシーから降りると相葉は
自分が着ていたコートを
私に掛けてくれた。

「その格好だと相葉が寒いじゃん」

相葉はセーターとジーンズという
出で立ちだった。

「こうすれば平気」

相葉は私の手を握る。

「え?」

そして今しがた借りたコートの中に
二人の手はすっぽりと収まった。

「これで二度目」
「え?」

相葉の言葉の意味が理解出来ず
私は再びすっとんきょうな声を発した。

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