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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第18章 相葉雅紀の事情②

「浅井。ごめんな」
「この雨のこと?」

雨足が徐々に強くなっていき
雨を凌ぐ場所もなく
俺と浅井はひたすら歩みを進めていた。

「全部」

浅井をこんな目に遭わせてしまったのは
『失恋を癒したい』など
馬鹿なことを言った俺のせい。

「だったら同罪でいいじゃん。私だって
燃料入れてなかったりして自分の仕事に
傲りがあったわけだし」
「優しいな浅井は」

責められることは覚悟していた。

「今は言い争う時じゃないでしょ。それに
やっぱり仕事をナメてた自分が許せない」

そういうところも好感が持てる。

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