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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第3章 宮本花音39歳(輸入雑貨店オーナー)①

『カランカラン♪』

店の扉に取り付けた鈴が鳴った。

「いらっしゃいま……えぇッッ!?」

藪から棒に店に入ってきたのは……

「ゼイゼイ……」と息を切らしている

嵐の……大野くん?

「匿ってくださいッ!お願いしますッ!」

先程の外の騒ぎの原因は……これか。

大野くんは辺りを見回すと
陳列されているアンティーク家具の
キャビネットの扉を開け
その中に身体ごと埋めた。

店の扉が『カランカラン♪』と
再び音を立て開いた瞬間に
私は急いでキャビネットの扉を閉めた。

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