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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第26章 F

営業成績が芳しくなかった当時の莉菜は
自転車操業状態だった。

「言い訳はしません。しかし給料から工面して
金融部長には許して頂きました」
「どういった方法で部長さんから
許しを得たのですか?」
「それは……」
「貴女が仰り辛いなら私の口から
申し上げましょうか?」

莉菜はFを睨み付けた。

しかし当然ながら怯むFではない。

「部長さんの愛人になった。それが貴女の
罪を隠蔽する条件。間違いないかしら?
ただ、それで事が済んだわけじゃないわよね」

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