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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第7章 浅井久美34歳(タクシードライバー)①

今日は年明け早々
新年会を兼ねた中学校の同窓会。

ホテルの宴会場を貸し切って行われた。

「久美ッ。元気だった?」
「なに久し振り感出しちゃってんの?
先週私のタクシーに乗車したじゃん」

私はタクシードライバー。

そしてこの年で未だ独身。

「へへッ。だって同窓会ってそう言いたくなる
雰囲気あるでしょ」
「あ、それ分かるわ」

宴会場内は各自そこそこ盛り上がっていた。

中一の時、同じクラスだった
マドカと喋りつつも
私は目だけでお目当ての人を探していた。

私の初恋であり
今でも密かに想いがある
中二で同じクラスだったカズヤの存在を。

噂ではカズヤも独身らしい。

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