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MITO

第4章 初勤務

「ザ・フライ(ガッデェーム!!)」


『ほ^う゚せ~い゙(蝶野か!!)』


 水戸さんは、怯えるトラを見て、いてもたってもいられなくなったのか、掃除は後回しに、ゆっくりとトラに近付いた。


『ワ゚ラ゙人゚形~(大丈夫、怖くないからね)』


 そして、牛の足を両手で抱えると、ソッとトラの近くに置いた。


 トラは、警戒しながらも、水戸さんから目を離さない。


『暴゚力゙的'犯゚罪゙(大丈夫、私はなにもしないよ。お腹空いてるよね。食べていいんだよ)』


 トラはジッと水戸さんを見つめたあと、弱々しく牛の足の肉を噛みはじめた。


「八仙飯店之人肉饅頭(信じられない……肉を食った)」


 ジェイさんも信じられないといった、様子だった。


「遊星からの物体X(なにかに怯えていて、まったく餌を食べようとしなかったのに……なにがあったのだ?)」


 だから、お前のせいだと、水戸さんは、言いたかったが、どうどうと言っても聞き取れないと思い、ハッキリと言ってやった。


 無事、トラのオリの掃除も終わり、水戸さんが担当するエリアは終了した。



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