MITO
第4章 初勤務
[連絡先を教えて]
大神は画面を見ながら、少し考えた。
「ん〜、そうね。水戸さんが、無事に栗壱屋に入れたら、交換しよ! 待ってるから。それと、ここの奥さん、ちょっとおかしいから気をつけてね。バイバイ」
大神はそう言うと、何度も振り返りながら手を振って反対側から山を下りていった。
水戸さんは、大神に教えてもらった方向に行き、罠にかかった鹿を見付けた。
石を投げて気絶させてから、喉元に馬場から預かった槍を刺した。
血抜きをしている間、山を下り、ジェイさんに鹿を運ぶのを手伝ってもらう。
巨体で桁外れな腕力の持ち主、大神が食っていた鹿まで担ぎ上げ、2頭を持って下りていった。
ジェイさんに解体を任せ、切り分けた肉を調理する。
鹿のレバーを使い、レバニラ炒め、足の肉はシチュー、バラ肉は串に指して直火で焼き上げた。
石のテーブルに並べられた、鹿料理の数々に主の馬場も氷辻も、目が点になった。
「水戸さん、あなた、やるわね……道具も調味料も少ないこんな場所で、よくこれだけの料理を……素晴らしい」
大神は画面を見ながら、少し考えた。
「ん〜、そうね。水戸さんが、無事に栗壱屋に入れたら、交換しよ! 待ってるから。それと、ここの奥さん、ちょっとおかしいから気をつけてね。バイバイ」
大神はそう言うと、何度も振り返りながら手を振って反対側から山を下りていった。
水戸さんは、大神に教えてもらった方向に行き、罠にかかった鹿を見付けた。
石を投げて気絶させてから、喉元に馬場から預かった槍を刺した。
血抜きをしている間、山を下り、ジェイさんに鹿を運ぶのを手伝ってもらう。
巨体で桁外れな腕力の持ち主、大神が食っていた鹿まで担ぎ上げ、2頭を持って下りていった。
ジェイさんに解体を任せ、切り分けた肉を調理する。
鹿のレバーを使い、レバニラ炒め、足の肉はシチュー、バラ肉は串に指して直火で焼き上げた。
石のテーブルに並べられた、鹿料理の数々に主の馬場も氷辻も、目が点になった。
「水戸さん、あなた、やるわね……道具も調味料も少ないこんな場所で、よくこれだけの料理を……素晴らしい」