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隣は空席のまま…

第13章 小さな壁とハードル


「おとうさん――――…」




少し涙目のお義父さんは…お義母さんの肩をポンと叩き――――…




「――――幸せに…なるんだぞ」




と、声を震わせて私たちに笑って見せた…






その瞬間――――…




私と彩芽は「はい!」と言い――――…泣いた…





多分…



お義母さんもお義父さんも――――…泣いていた…




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