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※未定

第4章 噂話

「琉坊っちゃま?体調がお悪いんですか?」


「えっ…あ、いや…何でもないよ」


「左様ですか」


僕は昨日、華邑くんとキスをしてしまってから、こんなようにぼーっとしていた。


キスなんて、何回もしたことあったけど…華邑くんのあんな反応見ちゃったら…


『っっわ、悪いっ』


さっと手の甲で口を押さえるようにした華邑くんの顔は真っ赤で、こっちまで恥ずかしくなったのを思い出した。


「…初めて、だったのかな」

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