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風俗課に配属されました

第22章 本條斗真の事情④

「ちょっとッ。向き変えてよッ。
私に触らないでッ。くっつかないでッ」
「無理言うなよ」

俺と理佳は向かい合った状態で立っている。

「息を掛けないでッ。呼吸止めてッ」
「理佳……無茶苦茶言うなよ」

俺だって好き好んで密着している
わけじゃない。

「変なことしたら大声出すから……
ギャ──────────ッ!!!」

言ってるそばから大声を張り上げる理佳。

電車が急停止した。

俺は咄嗟に理佳を支えた。

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