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風俗課に配属されました

第22章 本條斗真の事情④

「別に。斗真はいいね。バカだから風邪
引かなさそうだし」
「それはどうも」

やはり理佳は若干震えている。

どうせ理佳の身体を支えているわけだし
寒さ凌ぎになればと両腕に力を込めた。

「ちょッ……何すんのよッ……」
「いいぞ。痴漢だって大声上げても」
「……ありがと」

……てか、いつ発車するんだ?

「珍しく素直だな」
「……斗真が相手でも、このシチュエーション
変な気分になるね」
「俺が……っていうのは余計」

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