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風俗課に配属されました

第6章 本條斗真の事情①

多額の慰謝料と宿泊施設の譲渡を
離婚の条件に提示すると
遥香は意図もあっさり
離婚届に捺印をしてくれた。

『離婚理由は性格の不一致というより
性の不一致ね』

頼んでもいない枕営業をしてきた
おまえが言うか?と腸が煮えくり返る
想いだったが、そこはグッと堪え
『風俗店にするなら手続きを怠るなよ』と
嫌味交じりの助言をした。

これでようやく吹っ切れた気持ちで
東京へ出向くことが出来る。

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