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風俗課に配属されました

第8章 本條斗真の事情②

「この埋め合わせは必ず……」

後ろ髪を引かれる想い。

自ずと口から出る言葉も女々しくなる。

「ありがとうございました」

え?

「もう充分です。私、風俗課でやって
いけそうです」

そうなの?

若菜は淡々と着替えを始める。

「社長も早く着替えないと間に合いませんよ」

あまりにも予期していなかった展開で
言葉を失う。

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