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☆時計じかけのアンブレラ☆

第10章 always

side M

―――それはJr.の頃のこと…。

俺とかずは同い年、事務所に入った年も同じということもあってすぐに仲良くなった。

レッスンが終わってから、2人でよくレッスン所からほど近い達也くんの家に来ていた。

正確に言うと、達也くんちの“離れ”のこと。

その離れはワンルームくらいの広さで、達也くんが趣味で使う道具などが置かれていた。

当時は秘密基地と呼んでた。

そこで、俺とかずは、今日のレッスンがどうだったとか、学校生活のこととかを話してた。

そんなに長い時間ではなかったけれど、楽しい時間だった。

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