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☆時計じかけのアンブレラ☆

第13章 君がいるから

「あー!笑った。かずの負け〜」

「あ〜可笑しい」
俺はお腹を抱えて笑った。

「俺は本気だよ?

俺の勝ちだから、う〜ん、どうしよっかな…」

潤くんはしばし考えて…
「あっ、旅行行きたい」

「唐突だな…」

「だって付き合い始めてからまだ一回も行ったことないよ」

「そいえばそうだね。でもさぁ夏休みだからどこも混んでるんじゃない?」

「そっかー…」

「そうだ、じゃあ潤くんの誕生日の頃は?その頃なら丁度、夏休みも終わるから空くかもね」

「そうだね!じゃあそれを目標に仕事頑張ろ〜っと」
俺の提案に、潤くんは嬉しそうに答えた。

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