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☆時計じかけのアンブレラ☆

第2章 復活LOVE

ここのところ、お互い忙しくて2人で過ごす時間も減っていた。

そんなある日だった。

潤くんは遅くなるときは必ず連絡をくれる。

でも今日は、夜の10時になっても11時になっても連絡がない。一本の電話が入ったのは0時を過ぎた頃だった。

付き合ってからお互いのスケジュールは把握している。
俺は翌日仕事。潤くんは休み。

電話に出ると、俺の機嫌の悪さを声のトーンから察したらしい。

「かず、怒ってる?」

「…別に。」

「ごめん、今すぐ帰るから」

いや、帰ってこなくていいよ。

鍵を2つ閉めて、更にロックをかけた。

しばらくすると潤くんが帰ってきた。

鍵が2つ開く。
ガチャ、ガンッ!
鈍い音がする。

「かず!?これ開けて」

俺はロックを開けてやった。

「かず…」

「…こんな時間まで何してたんだよっ」
今まで溜まってた不満が一気に爆発した。

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