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☆時計じかけのアンブレラ☆

第4章 スーパーフレッシュ

「じゃあ、スポンジ焼いてる間に生クリーム泡立てよっか!」

ボウルに生クリームを注ぎ、砂糖を入れて、氷水を張ったボウルの上に置く。
泡立て器の電子音が響く。
潤くんは、隣でフルーツを切ってる。

しばらくすると、生クリームに角が立った状態になった。

「潤くん、どう?」

「ん〜、そろそろ大丈夫かな。

うん!おいしい!」

「どれ?」
俺も味見してみる。
「うん!うまっ」

「かず、クリームついてるよ」

「え、どこ?」

「こっち」
そう言った潤くんは俺の唇の端をペロッと舐めあげた。

「あっ////」

「顔赤いよ」

「潤くんがそんなことするからっ」

「かーわーいーい」

カチンと来たから、睨んでから潤くんの唇を塞いだ。


…けど、そのまま抱き寄せられて、唇の開いた隙間から舌が入ってきた。

「…んっ……ん」

「…かず……欲しくなった」

「…ダメだよ…ケーキ…途中…」

「冷蔵庫入れとく」
そう言って、潤くんはボウルにラップをして冷蔵庫に入れると、俺をリビングのラグの上に押し倒した。

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