15年間片想いしてみた
第1章 -出会い-
「おー!!ゆうの名前あったよ!!!ほら!4年2組!」
そこには、たくさんの名前に紛れて『本田 優』と書かれている。
「あ、ほんとだ」
耳元で大きな声を出す母とは対称的に、ポツリと呟くように声を出す自分。
今日は小学校4年生になって初めての登校日、すなわち始業式。愛しの我が小学校は、始業式の日の朝にクラス発表を行う制度を取っていた。
さすがに4年生になってくると、親と一緒にいるのが恥ずかしいなんて思い出す時期が誰にでも訪れると思う。それは俺も例外じゃなかった。
「も、もう一人でだいじょぶ、、」
そういってそそくさと母から離れて体育館へ向かう。
そこには、たくさんの名前に紛れて『本田 優』と書かれている。
「あ、ほんとだ」
耳元で大きな声を出す母とは対称的に、ポツリと呟くように声を出す自分。
今日は小学校4年生になって初めての登校日、すなわち始業式。愛しの我が小学校は、始業式の日の朝にクラス発表を行う制度を取っていた。
さすがに4年生になってくると、親と一緒にいるのが恥ずかしいなんて思い出す時期が誰にでも訪れると思う。それは俺も例外じゃなかった。
「も、もう一人でだいじょぶ、、」
そういってそそくさと母から離れて体育館へ向かう。