きっと あなたと・・・
第159章 ー愛おしくて-柊- ー
柊『・・・たぶん・・・あの時から・・もう好きだった』
初めて会った日と同じような感覚に、思わず口から出て・・・
そんなことを言ってしまった自分にすごく後悔した。
柊『あ・・・ごめん』
「・・・ううん」
柊『今の、気にしないで??ちゃんと・・諦めるから・・
詩織さんの気持ちは分かってるから・・・ごめんね??』
「ううん・・柊さん、ありがとう・・・好きになってくれて、今日も助けてくれて・・・
いつも優しくしてくれて・・・」
俯いたまま小さくつぶやいた詩織さんの目から涙がこぼれると、
僕の手にすっと落ちてきた。