きっと あなたと・・・
第164章 ーうしろめたい-柊- ー
竜之介はすっかり元気になったみたいで・・・
少し鼻声だけど、いつも通り元気にスケジュールをこなしてる。
あんまり携帯に執着がない竜之介が、
移動中や休憩中にずっと携帯を触ってて、
誰と連絡してるのかは知らないけど・・・詩織さんのような気がして・・・
1人で勝手に嫉妬してしまう。
詩織さんと竜之介の関係が、僕たち4人とは違うことくらい分かってる。
比べられないものだって分かってる。
それに・・・僕と詩織さんの関係だって、4人とは違う特別なものなんだって・・・
特別なはずなのに・・・
まだ実感できないのか、自信がない。