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二人で一人

第58章 優のキモチ








あたしは全速力で走った。

走って…ただ走った。



校門前にはすごく急な階段があって、上るのも下るのも危険。



あたしは、そこから

門にもたれかかってる蓮を見下ろした。



「蓮!」


蓮は声に気づいて顔をあげる。そして、小さく手を振る。



蓮は階段下まで、来ようとした。



あたしも急いで、階段を駆け降りる。







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